また…村上春樹さん文学賞ならず 涙するハルキスト「どうして毎回…」

 スウェーデン・アカデミーは10日、18年のノーベル文学賞をポーランドのオルガ・トカルチュクさん(57)、19年の同賞をオーストリアのペーター・ハントケさん(76)に授与すると発表した。

 毎年のように名が挙がる作家村上春樹さん(70)のファンは落胆。小説「羊をめぐる冒険」の舞台とされる北海道美深町では、民宿経営の柳生佳樹さん(71)が「どうして毎回…」と涙をにじませた。母校の神戸高(神戸市)では井堂信純同窓会長(77)が「2人が受賞できるということで、例年以上に期待が膨らんでいただけに本当に残念」と話した。

 村上さんが通った兵庫県西宮市立香櫨園小では、6年時に同級生だった内堀均さん(70)が「いつか取れると思っています」、村上さんが命名した岡山県倉敷市の「高橋人生堂書店」の店主高橋頼子さん(68)は「この何年かのうちには必ず取れるはず」と前向きに語った。

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