MAN WITH A MISSION 日本が南ア撃破 姫野ジャッカル決めて流れ変える

 音楽で日本ラグビー界をバックアップし続けているロックバンド・MAN WITH A MISSIONが、20日にラグビーW杯の決勝トーナメント1回戦で南アフリカと激突する、日本代表の勝利に太鼓判を押した。代表メンバーの多くが参戦歴を持つスーパーラグビー「サンウルブズ」の応援ソングを、2016年から4季連続で担当。優勝候補との大一番を接戦で制すると予想し、歓喜の雄たけびをあげられると信じた。

 頭はオオカミで、究極の生命体をうたうMWAM。従来は5匹のうちで人間語を唯一話せるジャン・ケン・ジョニーが、インタビューに応じるが、今回はラグビー経験のあるカミカゼ・ボーイが、志願の取材対応。パソコンと“翻訳機”を用いたチャット形式で、熱い思いを1文字1文字打ち込んだ。

 列島を沸かせた1次リーグでの4連勝を、「FWのスクラムをはじめとした、局地戦での攻防で全然、見劣りしなくなっていたのは驚きでした。サンウルブズの試合では、フィジカルの部分で差を感じたのですが、W杯では見違えるように成長していたのが印象的」と冷静に回顧。「すさまじい練習を重ねてきたのだなと、尊敬と感動の気持ちでいっぱいになりました」と桜ジャージーのフィフティーンに敬意を払った。

 前回大会で歴史的金星を挙げた南アとの再戦。9月のテストマッチでは大敗しただけに「南アの選手はボールをコントロールするスキルが非常に高く、あらゆる局面でのプレーに迷いがなく、どんどん仕掛けてくるイメージ。相手のペースで試合を進めると非常にやっかい」と警戒する。

 スコア予想を向けると、腕を組み、宙を見上げた。時折指を折って、点数を計算し長考。悩んだ末に、『日本21VS南ア20』と書き込んだ。キーマンに指名したのが、ナンバー8の姫野和樹選手。「ジャッカルを得意としていますし、それが何回か成功すれば、一気に試合の流れを変えることに成功し、日本ペースでゲームを進められる」とオオカミに似た動物が由来の、タックルで倒れた相手からボールを奪うプレーに期待を寄せる。

 リーグ戦での日本の快進撃に、ちょっぴり“後悔”も抱いている。日本の2位突破を見込んで、事前に19日のチケットを確保。結局、ニュージーランド-アイルランド戦をスタジアム観戦することになったが、「まさかアイルランドに勝つとは…。奇跡ではなく実力でティア1(強豪10カ国)のチームに勝利するチームへと大躍進した日本を、誇らしく思います」。オールブラックスの戦いに興奮した翌日には、ブレイブブロッサムズの5連勝に祝福の咆哮(ほうこう)を響かせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス