9歳の新津ちせを共演者が絶賛 滝藤「新津さんに育ててもらった」
子役の新津ちせ(9)が19日、都内で行われた初主演映画「駅までの道をおしえて」の公開記念舞台あいさつに登場した。新津の父はアニメ映画監督の新海誠(46)で、新津自身も音楽ユニット「Foorin」で活躍するなど脚光を浴びていたが、今作で演じた主人公・サヤカは200人を超えるオーディションで勝ち取った。
新津は両親役の滝藤賢一(42)と坂井真紀(49)、祖父母役の市毛良枝(69)と塩見三省(71)と登壇し「たくさんの方に見ていただいて本当にうれしいです」としっかりあいさつ。サヤカを「自分に意思でまっすぐ生きている。犬を飼いたいという意思をまっすぐお父さんとお母さんに通そうとします」と紹介した。
共演者からは新津への絶賛オンパレード。滝藤が「新津さんに育ててもらいました」と言うと、坂井も「ちせちゃんが扉を開いて、優しく明るい家庭に育ててくれた」という。祖父役の塩見にいたっては「彼女の気持ちとおじいちゃんの気持ちが一つに重なった時間があった。こんな時間を新津さんと持てて幸せ。今思っても胸がきゅんとくる時間でした」と言い切った。
そんな新津も映画で共演した柴犬のルー(メス、2歳)との再会には大喜び。「かわいくてルーと遊ぶのが楽しかった。(お別れの際に)すごくさみしくなって、ワーッと泣いちゃいました」と話していただけに、ルーが袖に顔を見せると、ピョンピョン飛びはね、写真撮影では抱っこ。ルーがステージを去る時も自身がリードを持つなど、喜びを隠し切れなかった。