柳澤秀夫氏 辞任の菅原経産相は「絵に描いた化石みたいな感じ」昭和の政治家像
NHK解説委員として「あさイチ」で人気を博したジャーナリストの柳澤秀夫氏(66)が25日、テレビ朝日系の生番組「大下容子ワイド!スクランブル」で、この日、辞任した菅原一秀経産相(57)に「絵に描いた化石みたいな感じ」と、昔ながらの政治家像を指摘した。
柳澤氏は「地盤、看板、カバンつまり組織、資金そして知名度がないということが逆に、そういう中でどうしたら政界に打って出られるのかということを、イチから考えていた人なのかなと思うんですよね」と、菅原氏が疑惑にまみれるようになったそもそもの理由を推測した。
「私が子供の頃、今から60年くらい前の話ですけども、政治の世界で、代議士が有権者の家を回って、色んなことをするというのが半ば、語弊がありますけど当たり前のような時代もあったんですよね」と昭和の政治家像を説明し、「私から見てみると、ホント絵に描いた化石みたいな感じがするんですよ。本当に典型的なかつての政治の世界」と、菅原氏の持つ“古さ”を指摘。「今の時代っていうのは政治と金については厳しくなっているっていう認識がなぜ、これだけたたき上げで来た人の中に根付かなかったのか」と首をかしげていた。
菅原氏は週刊文春で10日発売号から毎週、「メロンリスト」などの疑惑を報じられ、24日発売号では、有権者の通夜で公設秘書が香典袋や供花を渡したことを、写真入りで報じられていた。