アリス 東京五輪に向け「チャンピオン」熱唱 3人全員70代「大事に生きる」
谷村新司(70)、堀内孝雄(69)、矢沢透(70)によるフォークグループ・アリスが26日、東京・日比谷野外音楽堂で「2020東京五輪・パラリンピック」に向けたスペシャルコンサートを開催。五輪メダリストの女子重量挙げ・三宅宏実選手(33)らアスリートも並んだステージで、総立ちの観客2500人と一緒に代表曲「チャンピオン」を大合唱。選手らに歌でエールを送った。
「限りなき挑戦」をテーマに再始動し、全国ツアーを開催中。今回のスペシャル公演は「“挑戦”を続けるアスリートたちを歌で応援したい」(谷村)との思いで、来年の五輪と同じ東京で開催した。
この日は再始動のテーマ曲「限りなき挑戦」など全27曲に思いを乗せて熱唱。アスリートたちの「みんなと一緒に頑張りたい」との感謝の声に、谷村は「本番へ楽しみがふくらんだ」と東京五輪での活躍を期待した。
前回の東京五輪(1964年)については「まだ中高生ぐらい。女子バレーボールの東洋の魔女。男子マラソンのアベベ、円谷選手らの活躍を覚えています」(谷村)などと懐かしそうに振り返っていた。
ステージでは27日に70歳の誕生日を迎える堀内を「前夜祭!」としてケーキで祝福。これで全員が無事70歳となるが「やっとそろったね」と3人は祝福し合い、堀内は「60代ではなくなってしまい、これからは大事に生きていかないと…やばい」と3人で迎えた70代の決意を表明していた。
11月1日には神奈川・カルッツかわさきホールで公演を行う。