歌手の倉木麻衣（３６）が２６日、東京国際フォーラムホールＡでデビュー２０周年記念ライブツアーのファイナル公演を行った。

　倉木はオープニングで１９９９年１２月８日のデビュー曲「Ｌｏｖｅ，Ｄａｙ　Ａｆｔｅｒ　Ｔｏｍｏｒｒｏｗ」のＭＶ（ミュージックビデオ）を完全に再現。白黒でＬＥＤビジョンに流れるＭＶをバックに、１６歳当時に撮影で使用した椅子に座り、衣装をまとって同曲を熱唱した。

　歌唱後はスクリーンに、倉木自筆の文字で「歌が大好きで、歌手になったあの日から２０年。どんなときもあきらめないでよかった。また、夢・ゴールを目指して歩んで行きます」とのメッセージが踊り、さらにミリオン曲「Ｓｔａｙ　ｂｙ　ｍｙ　ｓｉｄｅ」「Ｓｅｃｒｅｔ　ｏｆ　ｍｙ　ｈｅａｒｔ」を歌唱すると、５０００人のファンは熱狂した。

　倉木は夏からのライブツアーのラストに当たり「夢や目標を持っている人に歌を通じて前向きな気持ちになってもらいたい。ライブを通して心を込めて歌っていきたい」とファンにあいさつ。テーマソング２３曲を担当している名探偵コナンの映像をバックにコナンメドレーを披露し、アンコールでは事務所の先輩・ＺＡＲＤの「負けないで」をカバーするなど全２７曲を全力で歌い切った。

　１２月２５日には２０周年の集大成として自身初のシングルコレクション「Ｍａｉ　Ｋｕｒａｋｉ　Ｓｉｎｇｌｅ　ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ～Ｃｈａｎｃｅ　ｆｏｒ　ｙｏｕ～」をリリースする。