徳井 預金差し押さえ、社会保険未加入…会社は09年から、個人は12年から無申告
「チュートリアル」の徳井義実(44)の個人事務所「チューリップ」が東京国税局から申告漏れと所得隠しを指摘された問題で、同社が2009年の設立当初から無申告を繰り返していたこと、社会保険に未加入のままだったことなどが26日、明らかになった。徳井は個人所得についても無申告の指摘を受けていたこと、16年に銀行預金を差し押さえられていたという、23日の会見では明かしていなかった“新事実”も次々に発覚した。
吉本興業は26日、「チュートリアル徳井義実の税務申告漏れに関するご報告」と題し、徳井の税理士から確認した内容を公式ホームページに掲載した。23日の徳井の記者会見では明かされなかった“新事実”の要点をまとめた。
「チューリップ」は2010年3月期(3月が決算期)から12年までの3年間、15年までの3年間、いずれも申告期限内に申告せず、税務署からの指摘を受け、申告。再三にわたる税務署からの督促にも納付を済ませなかったため、16年5月、銀行預金を差し押さえられた。(※会見では16~18年の所得申告せず、と公表ずみ)。
次に徳井個人の所得税について。徳井はギャラをすべて、「チューリップ」社に入れ、役員報酬(役員は徳井1人)として受領していたが、こちらも12年からの3年分、17年までの3年分についても同様に申告せず、税務署から指摘を受けて申告した。
さらに「チューリップ」社は、09年の設立時から社会保険に未加入だったことも報告された。