北島三郎 中村典正氏追悼「血は繋がっていなくてもハートは繋がっていた」

 8月16日に肺炎のために死去した作曲家・中村典正氏(享年83)の「中村典正(山口ひろし)先生お別れの会」が27日、都内で行われ、芸能関係者ら約500人が参列した。

 会では中村氏の夫人・松前ひろ子(69)のいとこにあたる北島三郎(83)が弔辞を読みあげた。中村氏は1964年に北島が歌った「田舎へ帰れ」で作曲家デビュー。69年には北島の「仁義」を大ヒットさせた。松前と結婚するキッカケを作ったのも北島とあり「こうやって写真を見ていると、とてもつらくなります。たくさんの歌をありがとう。こういう形でしゃべるのはつらいよ」と中村氏の遺影に呼びかけた。

 喪主の松前はあいさつで中村氏の最後の姿を参列者に報告。義理の息子となった三山ひろし(39)の手を取って「三山が“先生、僕頑張るよ”と言ったときに流した主人の涙が忘れられません」と話した後、三山にあいさつさせた。三山は「先生の運転手をしていたときに“人の値打ちは葬式で決まるんだ”と言われたのを覚えています。こんなにたくさんの人に来ていただいて…」と涙をこぼした。

 北島は中村氏の思い出を「いい男だった。腹がいい。根性が悪くなかった。ぐずぐず言ったこともないけど、ゴルフで負けると態度が悪かった。クラブを地面にたたきつけてね」と明かした。さらに身内の1人として「三山くんと同じだと思うけど、血はつながっていなくてもハートはつながっていた。残念だよ」と話すと、三山はボロボロと涙をこぼした。

 会には中村氏の遺作となった「ふたり道」を11月にリリースする藤あや子(58)、里見浩太朗(82)、鳥羽一郎(67)、冠二郎(75)も参列した。

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