かまいたち M-1貫禄の準々決勝進出…「十中八九出ない」からラストイヤー勝負
お笑いコンビ・かまいたちが30日、大阪・よしもと漫才劇場で行われた「M-1グランプリ2019」3回戦に出場。電車ネタで笑いを取り、31日に行われた結果発表で、貫禄の準々決勝進出を決めた。
2年連続ファイナリストとなった昨年、優勝を誓いながら5位。一昨年の4位から順位を落とした。2004年結成の2人にとって今年はラストイヤーだったが、早々に「十中八九出ない」と表明。山内健司(38)は「(主催の)ABCさんから絶対優勝という密約がない限り出ない」とかたくなだったが、8月31日のエントリー期限ギリギリに急転、出場を決断した。
濱家隆一(35)は「いろいろ考えて、ラストに出られるんだったら、あこがれのM-1で優勝してみたいと思った。ツアーをやって、ネタもやってるんで」と翻意の経緯を説明。山内は「最後までABCさんからは密約の話が来なかった。どうしたろうかと思ったけど…」と重い腰を上げたとした。
もちろん、優勝しか考えていない。山内はライバルについて「和牛、ミキとかの常連組。あとは当日の運気のいいヤツ」と指名した上で、「(決勝では出番順を決める)えみくじで最高の番号を引きたいんで、それまで善行を積むしかない。トイレ掃除や墓参り…」とすがるような思いを明かした。
公約について聞かれると、山内は「今年は出るか、出ないかがあったけど、絶対、来年は出ない。それは約束します」と断言。濱家が「優勝しなかったら芸人やめます」と思い切ると、山内は「それは濱家だけ。必ずやめさせます」となぜか乗っかっていた。
なお、この日は28~30日の京都・大阪3回戦の結果が発表され、かまいたちのほか、モンスターエンジン、見取り図、アインシュタイン、天才ピアニスト、さや香、からし蓮根、金属バットら計41組が準々決勝へ進んだ。