蓮舫氏 高校生の声を聞き「延期、廃止、抜本的見直し」主張…英語の民間検定試験

 立憲民主党副代表の蓮舫参議院議員が31日、ツイッターに新規投稿。大学入学共通テストで導入される英語の民間検定試験に関し、受験生から不安の声があがっていることに「延期、廃止、抜本的見直し」を主張した。

 蓮舫氏は「今日、塾の先生、実際にこの制度で受験をする高校生が国会に来てくださり、『どうなるかわからないのに進路指導会に対応できない』『いつどこで何を。時間を無駄にしました』『会場は未定未定未定』、不安と不満を話してくれました」と現場の声を聞いたことを投稿。「共通テストは延期、廃止、抜本的見直ししかありません」と訴えた。

 自民党の派閥会合でも同日、大学入学共通テストに導入される英語の民間検定試験に対する異論が相次いだ。立民の安住淳国対委員長は「教育の不平等こそ最も憎むべきものだ。性根を据えて導入を阻止したい」と批判した。

 同テストを巡っては、萩生田光一文部科学相が「自分の身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」と発言。批判が相次ぎ、後に撤回して謝罪した。

 「英語民間検定試験」は大学入試センター試験の後継として、2020年度に始まる「大学入学共通テスト」の英語の試験。「読む・聞く・書く・話す」の4技能を問うため、英検やGTEC、TOEFLなど6団体7種類の試験が活用される。TOEICは、実施団体が参加を取りやめた。受験会場は都市部中心で、試験会場や受験料など地域格差や経済格差への対応が不十分といった指摘があり、全国高等学校長協会は活用延期を要請している。

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