【The LDH Times】鈴木伸之 夢を追いかけたい ハリウッドの作品に出てみたい
劇団EXILE・鈴木伸之(27)がTBS系ドラマ「G線上のあなたと私」(火曜、後10・00)、劇団公演「勇者のために鐘は鳴る」(来年1月24日開幕=東京・赤坂ACTシアター)、映画「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」(公開中)と出演作が相次ぐ中、次なるステップへ動き出した。海外挑戦を夢見て、英語を本格的に勉強中。順風満帆な俳優業にも満足することなく、己を磨いている。
◇ ◇
-「G線上-」での“ちょっとイヤな男”加瀬侑人役を、どのように捉えてますか。
「『あなそれ』(17年4月期のTBSドラマ『あなたのことはそれほど』)に続いて、男としてどうしようもないキャラクターですが、どこか憎めなくて。『あなそれ』とスタッフの方が一緒なので、和気あいあいとやらせてもらってます」
-どうしようもない男がハマっていることには。
「何でもイメージを持ってもらえるのはうれしいです。こういう役をやってから、好青年役をやるとギャップが生まれるでしょうし。プロデューサーさんは『後半はもうちょっといい人になるように作るから』とおっしゃってましたが、僕は求めてなくて(笑)。作品にあった形で、役が成長していってくれたら」
-オムニバス映画「夏の夜空と-」での主演作「時々もみじ色」の見どころは。
「夢がない少年が、ボクシングを通して将来に希望を持つというストーリー。高校生役で制服も着てるシーンもちょっとあります。『今日から俺は!!』だったり、まだ制服と付き合っていく作品がちらほらありますね。見え方に問題がなければ、まだ学生役もやらせてもらいたいなという感じです(笑)」
-来年1月からは劇団EXILEによる「勇者のために-」が上演。準備の進み具合は。
「途中まで本が出来上がって、ようやくちょっと形になってきた段階です。これから細かいところを詰めていく作業を、みんなでやっていきます。9人で舞台に立つのが夢でもあったので、赤坂ACTシアターと梅田芸術劇場、大きなステージに立たせてもらえるのは純粋にうれしいです。まずは来年1発目を成功させ、これからは年に1、2回は劇団EXILEの舞台をやっていきたいですね。武道館やアリーナとか他の劇団の方がやったことのない境地に、このメンバーで行けたら」
-来年はデビュー10年を迎えますが。
「10年と聞くとすごく長いと思うんですけど、あっという間に経ってしまった印象です。僕のことを誰も知らなかったとこから始まって、『HiGH&LOW』、『PRINCE OF LEGEND』…もっとたどると、(デビュー作の)『ろくでなしBLUES』だったり。いろんなことをLDHを通して経験させてもらい、多くの人に知ってもらえました。これからも活動の場を広げられるよう、1日1日を大切にしていきたいですね」
-英語の習得を目指していると。
「今年の年始に、さらに大きな目標を欲しくなったというか、夢を追いかけたい気持ちが芽生えまして、本格的に勉強に取り組み出しました。割と本気な感じで挑戦しています。まだまだ流ちょうにしゃべられるわけではないですが、30歳までにはペラペラになって、そこからオーディションをいっぱい受けて、ハリウッドの作品に出てみたいと思っています。LDHが海外を目指せる会社になったのも影響してると思いますが、夢は大きい方がいいですし」
-休日のリフレッシュ法は。
「最近、熱烈な“サウナー”になってしまいました。サウナに5~10分入って汗かいてから、すぐ水風呂に1~2分入って、あがって休憩、を3セット繰り返してます。体の内側は熱くても、外は冷たくなってるので、ジワッと温かくなってくる感覚が気持ちよくて。俳優の磯村勇斗君がもともとサウナーで、この流れの入り方を教えてもらいました。すごくリラックスできます」
-読者へのメッセージを。
「個人的に新聞の紙面に載せていただくのは、雑誌に載るのとひと味違うと感じます。読んでくださる層も、違う方々でしょうし。紙面で気になった方には、劇団EXILEの公演にぜひ遊びに来てほしいです」