毒舌タレントのきよ彦さん死去、69歳 下いん頭がんで闘病中、脳梗塞の疑い
毒舌タレントとして活躍していた着物デザイナーで料理研究家のきよ彦(本名、大堀清日古)さんが10月28日午前1時55分、脳梗塞の疑いで都内の病院で亡くなっていたことが2日、分かった。69歳。3日に近親者で密葬を行う。
所属事務所によれば、きよ彦さんは一昨年末にステージ4の下いん頭がんと宣告された。今夏、2度目手術を受け、患部の除去にも成功。12月に退院、2020年3月の講演会での復帰を目指し「頑張る」と語っていたという。
きよ彦さんは、喉を手術したが、かすれ声ながら声も出ていたという。27日の昼間に長女が見舞ったときも、会話をするなど元気だった。28日午前1時に看護師が様子を見たときはいつも通りに眠っていたが、同1時30分に部屋に行ったときにはすでに息がなく、同55分に死亡が確認された。脳梗塞が疑われるが、病理解剖はしないという。
所属事務所によれば、来年3月の講演で、がんを公表する予定だった。「それまでにもう少し太って、周りを心配させないようにしないとね」と語っていたという。
きよ彦さんは1950年3月25日、福島県西会津町生まれ。88年に着物作家としてデビュー。2003年に、都内に京風おでん店「まめ彦」も開店。毒舌タレントとして、テレビでも活躍、「笑っていいとも!」にもレギュラー出演していた。
お別れの会については未定。1度目の手術からの復帰後もすぐに「まめ彦」に顔を出すほど、店を大事にしていたことから、店での開催も含め、長女が喪主を務める密葬後に、家族が相談して決めるという。