嵐 新国立ライブ一番乗り!来年5月15&16日 五輪組織委員会からオファー
来年いっぱいで活動休止を発表している国民的グループ・嵐が、デビュー20周年を迎えた3日、都内で会見を開き、11月末に竣工する東京・新宿区の新国立競技場で、来年5月15、16日にコンサートを行うことを発表した。新たに完成する同競技場でのアーティストのライブ開催は一番乗りとなる。また、ツイッターやインスタグラムなど5つのSNSをこの日から解禁したことなども明らかにし、この会見はYouTubeで生配信された。
新たに生まれ変わった聖地に、全てのアーティストの先陣を切って5人が降臨する。「ライブが決定しました。来年の5月15日と16日、やります。場所はコクリツキョーギジョウです!」。リーダーの大野智(38)が英語風の発音で発表した。
7月24日開幕の五輪本番を前にした開催。旧国立時代に08年から6年連続で公演を行った“常連”の嵐に、東京オリ・パラ組織委員会から、オペレーションの確認を兼ねることを前提条件にライブ開催のオファーが届いた。櫻井翔(37)は「ぜひご一緒させていただきたいと僕らも同じ方向を向いていた」とファンのためだけでなく、五輪のためにもなる公演に胸を張った。二宮和也(36)は「誰が最初にやるのかなぁと思っていましたが、本当に光栄です」と笑みを浮かべた。
5人にとって、ひときわ思い入れのある場所だ。改修前の13年まで6年間で15公演を行い、デビュー10周年の09年には史上初の国立3日連続公演の記録を樹立。それは日本を代表するグループとなった証しだった。松本潤(36)は「20年やってきた中でもとても思い出深い、その場所にもう一度帰れる」と聖火台の向こうに見えた景色に思いをはせた。
客席数は旧国立時代より多い6万8000で、コンサート仕様になれば、8万人近くの収容が可能になるとみられる。今から演出プランの構想が浮かぶようで「以前、フライングでお客さんの上を回ったんですけど、再びそういうものも入れてみたいですね」と大野もワクワク。松本は「自分たちで2020年らしさを表現できたら」と熟考中だ。
シングル「A・RA・SHI」でCDデビューしたのは20年前のこの日。相葉雅紀(36)は、「僕らとみんなで世界中に嵐を巻き起こしましょう!」と、当時と同じ名セリフで呼びかけた。20年末で活動休止となる5人が、新国立でのひのき舞台を引っ提げ濃密なイヤーを突っ走る。