テツandトモ 芸能事務所のスカウトを2カ月断っていた「お笑いはできません」と
「なんでだろう~」で一世を風靡(ふうび)し、2003年の新語・流行語大賞の年間大賞にも選ばれたお笑いコンビ「テツandトモ」のトモ(49)が4日放送のNHK総合「インタビュー ここから」に出演し、芸能事務所のスカウトを2カ月間も断っていたことを明かした。
高校では演劇部に所属、俳優を目指していたトモだが、大学時代、高校時代からの親友とのコンビで素人参加番組に何回も呼ばれ、「余りにも自分たちの思った以上に評判が良かった」ため、「一緒にお笑いやってみっかって」と決意。親友を「二人でお笑いやらない?」と口説いたが、親友は大学卒業と同時に故郷の山形で就職する道を選んだ。
お笑いを諦めて再び俳優を目指したトモだが、27歳の時、大学の同級生の結婚式で、やはり大学の同級生・テツ(49)と替え歌を披露して大ウケ。出席していた芸能事務所関係者に「二人でお笑いをやらないか」とスカウトされる。
トモは「お笑いはできません」と断り、電話で誘われても「お笑いはいいです。一回諦めてるからやりません」と再度断ったが、「2カ月電話掛けてくださったんですよ、事務所が」という熱意に負け、「じゃあちょっとだけ」とお笑いの仕事を始めた。
トモは「あそこがすごいポイントになっていて」と振り返り、「だから人生って面白いのかな、なんて」としみじみ語っていた。