仲代達矢 特別功労賞も現場で泥だらけ
俳優の仲代達矢(86)が4日、都内で開催中の「第32回東京国際映画祭」内で行われた時代劇専門チャンネルのオリジナル作品「帰郷」の舞台あいさつに出席。同映画祭の特別功労賞を授与された。
長年にわたって国内外の映画界に貢献した人物に贈られる賞。トロフィーを手にした仲代は「70年近く役者をやってきて本当に良かった」と感謝した。
67年間現役で走り続けてきたベテランだが、「帰郷」の杉田成道監督から何度もリテイクを要求されて「新人のような気持ちで演出を受けていた」と苦笑い。杉田監督の演出を目の当たりした共演の常盤貴子(47)は「仲代さんが泥だらけになっていた。裏でスタッフが『かわいそう』と言っていた」と撮影を振り返っていた。