囲碁の最年少プロ、仲邑菫初段(10)は7日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた第59期十段戦予選Cで種村小百合二段(38)を破り、予選Bに進んだ。公式戦10勝目(5敗)で、4月にプロ入りした日本棋院所属の同期棋士12人のうち、最速での到達。早々に10歳10勝を達成した。
対局は持ち時間各3時間で行われ、仲邑初段が169手で黒番中押し勝ちした。対局後、仲邑初段は「勝ててうれしかった」と話し、10勝は早かったかとの問いに「はい」と答えた。仲邑初段は4月の公式戦デビュー戦こそ黒星だったが、7月に史上最年少の10歳4カ月で公式戦初勝利を挙げてから短期間で白星を積み上げた。