タレントで俳優の板尾創路（５６）が８日、都内で行われた愛媛県松山市の道後ＲＥＢＯＲＮプロジェクト・オリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」第２弾製作発表会に出席した。

　同プロジェクトは、道後温泉本館が２４年末まで、重要文化財の公衆浴場として全国で初めて、営業しながら保存修理を行っていくことから、工事中も入浴が楽しめることをＰＲするために行うもの。手塚治虫氏の大ヒット漫画「火の鳥」とコラボし、オリジナルアニメを公開していく。

　すでに１話は公開されており、２話は来年２月、３話は２０年中に公開予定。板尾はこのオリジナルアニメの３話に登場する一遍上人の声を担当する。

　登壇した板尾は、実は「道後温泉に行ったことがない」と驚きの告白。これには隣に立った松山市の野志克仁市長も苦笑いだ。板尾は「松山には仕事で何度か来たことがあるが、道後まで足を伸ばす時間がなくて残念。縁がなかった」としたが、今回のプロジェクトに参加できたことで「日本人なら１回は行くというイメージだった。映像を見たらますます行きたくなった」と興味津々だ。

　今回、手塚治虫氏の名作とのコラボということもあり「子供の頃、初めて見たアニメが鉄腕アトム」だったと振り返り「火の鳥も中学、高校の頃に読んで、一気に読んだ。学校では教えてくれないことを勉強させてもらった」とコメントし、このプロジェクトにも意欲満々だった。