佐津川愛美 主演舞台初日「役者人生で一番役と自分自身に向き合った」
テレビ朝日系連続ドラマ「おっさんずラブ-in te sky-」(土曜、後11・15)に出演中の女優・佐津川愛美(31)の主演舞台「掬う(すくう)」が9日、東京・三軒茶屋のシアタートラムで初日を迎えた。
人気劇団「ロ字ック」の10周年前夜祭として企画された公演で、佐津川は余命わずかな父を持つ役。家族を描くことで、葛藤を抱え、周囲とぶつかりながら“他者を許し、許すことで人を救う”というテーマが浮かび上がっていく。
佐津川は「1カ月の稽古期間、今までの役者人生で一番と言えるほど、役と自分自身に向き合う時間を過ごしました。とても厳しく、正直つらいと感じたこともありましたが、初日を迎えることができて、心からうれしい」と開幕を喜び、「見てくださるお客さまに、いろいろな感情をお渡しできる作品。千秋楽に向け、チーム全員で闘って、もっと成長していきたい」と意気込んだ。
脚本・演出は山田佳奈氏で、共演は馬渕英里何、山下リオら。17日まで同劇場で公演後、22~23日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場、29~12月1日に大阪・HEP HALLで上演される。