西川貴教、「詐欺みたいだった」…朝ドラ番宣に使われるも出番がなかなか…
歌手の西川貴教(49)が10日、大阪市内で、地元・滋賀が舞台で、自身も出演するNHK連続テレビ小説「スカーレット」のトークショーを行った。
世界的芸術家・ジョージ富士川役で金色に髪を染めた西川は、同作の主題歌「フレア」(Superfly)を歌って観客600人の前に姿を見せると、冒頭から「人の曲で出てくることはないんで新鮮です」と笑わせた。朝ドラ初出演の西川は、10月31日放送で初登場。「7月くらいから番宣に使われて、詐欺みたいだった。家族からも『兄ちゃん、いつ出んの』って言われて『もう少し辛抱せえ』と言ってた」と明かした。
1月の舞台の大阪公演中に今作のオファーを聞いたといい、「作品で重要な部分を担わせていただけるということで、お受けした」と振り返った。有名芸術家ながら、フランクな人柄の役について「ガチガチの大阪弁でやってくれ」と要望されたと明かし、「ワンカップを持ってるオヤジ」を意識しているとした。
最初の出演シーンは真夏の撮影だったが、真っ赤なタートルネックを着用。サイン会の場面では「大胸筋が目立つ」という理由で、酷暑の中でさらに上着を着せられたという。この日、VTRを見た西川は「自分で見て(大胸筋が)気になった」と上着着用に納得していた。
共演シーンが多いヒロイン・川原喜美子を演じる女優・戸田恵梨香(31)とは、通うジムが同じといい、食のトレーニングを含めて体作りの「情報を共有している」とし、“粉もん文化”の大阪で西川行きつけの十割そばの店を紹介したりもしているという。
音楽が本業で、演技では舞台作品が多い西川。映像作品との違いを聞かれ、「羽野(晶紀)さんと『舞台から入った人はお芝居、セリフが大きいから、抑えめでやろう』と言い合った」と裏話を披露した。
ドラマの今後では大阪での出会いは一瞬だったが、信楽で喜美子と再会を果たす。西川は「また喜美ちゃんと会うんでしょうな!多分ね!どっかで会うんちゃうかな!」と思わせぶりにしながらも、「(喜美子は)どっかで恋の痛手をいやしていくんでしょうな。僕でないことは確か。ジョージとの恋物語はない。話が変わってくる!」と笑いながら断言した。「自由は不自由やで!」が口グセのジョージを主人公としたスピンオフドラマにも意欲を示した西川が、朝ドラに新たな風を吹き込む。