桂三金さん死去 8日まで繁昌亭出演 師匠は文枝、168センチ100キロ超の巨漢

 桂三金さん=2014年撮影
 弟子の桂三金さん(右)を叱咤激励する桂文枝=2014年5月
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 落語家の桂三金(本名・奥野武志)さんが9日に亡くなったことが10日、分かった。48歳だった。関係者が明らかにした。8日の大阪・天満天神繁昌亭昼席「落語家25周年ウィーク」に出演しており、急死だったとみられる。

 1971年、大阪府出身の三金さんは関西大社会学部卒で、八光信用金庫(現大阪信用金庫)を経て桂三枝(現六代文枝)のもとに入門。金融機関に勤めていたため、芸名「三金」となった。2008年に「繁昌亭大賞創作賞」を受賞。身長168センチながら体重100キロを超える巨漢だった。三金さんは亡くなる当日、9日午前2時54分までブログを更新していた。

 同じ94年に落語界入りした桂米紫(45)はこの日、ブログで訃報に触れた。「同期の桂三金くんが、夕べ9時半頃亡くなりました。つい前日の金曜まで、繁昌亭昼席『落語家25周年ウィーク』の楽屋で、一緒に馬鹿話を交わしていたのに。昨日の朝倒れて救急車で病院に運ばれ、そのまま帰らぬ人となりました。あまりにも急すぎる死で、心が追いついていません」と無念の思いをつづった。

 師匠の文枝はこの日、「昨日は大変な日でした」と題し、ブログを更新。「詳しいことはまた改めて。(中略)こんなことが起こるのかと。わたしの人生の中でも初めての出来事でしたので、落ち着かなければいけないのと、慌てふためいたのと。とりあえず改めて」とだけ記し、三金さんの死には触れなかった。

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