嵐、吹き抜けた アジア4都市 39時間で1万3000キロ 解禁SNSで熱狂拡散

 嵐が10~11日の2日間でインドネシア・ジャカルタ、シンガポール、タイ・バンコク、台湾・台北の4都市を巡るアジア圏プロモーション「JET STORM」を行った。2006年以来2度目で、メンバーは13年前よりも豪華なプライベートジェットで各地を訪問。地球3分の1周に相当する移動距離約1万3000キロをわずか39時間で駆け抜けた。4都市合計で6200人のファンが集結し、目に見える形でアジアに“嵐”が巻き起こった。

 アジアで待つファンを思えば、たまる疲れも一瞬で吹き飛んだ。9日の「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で奉祝曲を歌唱し、その名を歴史に刻んだ5人は、休む暇もなく羽田でチャーター機に乗り込み、2日で4都市を回る弾丸ツアーに出陣した。

 同キャンペーンは、今月3日からの5つのSNSと音楽配信の開始を知らせる他、99年のデビュー以来応援し続けてくれたアジアのファンに感謝の思いを直接伝える“恩返し行脚”が最大の目的。過密スケジュールの合間を縫い、立案からわずか1カ月で実現した。

 ジャカルタ到着は早朝5時(現地時間)にもかかわらず、ファン100人が集結。会見後には会場周辺に1700人が待ち構え、次の都市へ向かうメンバーを「A・RA・SHI」や「感謝カンゲキ雨嵐」の大合唱で送り出した。

 必死に覚えた現地語でアジアとの交流を図った。バンコクでは相葉雅紀(36)がファン2000人にタイ語で「サウ タイ ナーラック マーク クラブ(タイ女性はとてもかわいい)」とあいさつ。ほかに日本語、英語、インドネシア語、中国語の5か国語で思いを伝えると、アジアは「キャー!」の大絶叫に包まれた。

 アジアの熱狂は、解禁したばかりのSNSで世界中に伝染。主体となって投稿しているという松本潤(36)は「コメントで『嵐と一緒に旅行している気分』と書かれていてとてもうれしかったですね」と振り返る。

 4都市を回り切るために計画された分刻みのスケジュールに、櫻井翔(37)は「海を越えて応援していただけている。僕らとしても『やっと会えたね』とお互いの気持ちが行き来している感じがあった」と確かな手応えをつかんでいた。

 39時間ぶりで羽田に“凱旋帰国”した5人の目の下にはクマが少々目立ったが、誰もが晴れやかな笑顔だった。来年末で一時活動休止する嵐は、肌で感じたアジアの熱と声援を力に変えて突っ走る。

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