将棋の史上最年少タイトル挑戦を目指す高校生プロ棋士の藤井聡太七段（１７）が１４日、大阪市の関西将棋会館で指された第６９期王将戦挑戦者決定リーグで、久保利明九段（４４）との対局に臨んだ。

　優勝者が渡辺明王将（３５）への挑戦権を得るトップ棋士７人の総当たり戦で、藤井七段は現時点で３勝１敗。久保九段との対局に勝てば、４勝１敗で広瀬章人竜王（３２）と並ぶ。１９日の広瀬竜王との一騎打ちに、屋敷伸之九段（４７）が持つタイトル挑戦の最年少記録（第５５期棋聖戦＝１７歳１０カ月）更新が懸かる。

　逆に久保九段に敗れると、自力での挑戦権獲得が厳しくなる。

　午前１０時から始まった対局ではやや緊張した表情の藤井七段。昼食は将棋会館近くの日本料理店「鍬（くわ）焼きと日本酒　内山田」のプレミアム和牛ハンバーグ弁当（１０００円）を注文し“勝負メシ”でパワーを注入した。