米津玄師、スピッツの紅白出演は?NHK側は今後の交渉を「否定しないです」
NHKが14日、「第70NHK回紅白歌合戦」の出場歌手を発表した。朝ドラ「なつぞら」の主題歌を担当したスピッツや、今年の紅白出場歌手にも楽曲を提供している米津玄師の名前がリストにはなかったが、番組の制作統括・加藤英明氏は、今後、交渉をする可能性を否定はしなかった。
米津については、昨年徳島県からの生中継で出演しており、さらに今年出演するFoorinに「パプリカ」、菅田将暉に「まちがいさがし」を提供。今年もヒットメーカーとしての存在感を示した。米津との交渉について加藤氏は「このリストに載っていないアーティストについて、交渉の具体的な内容の発言は控えさせていただきたい」としつつ、「去年あれだけインパクトのあるシーンを残していただいたので、もう皆さんの期待がより高まれば、出演交渉をさせていただくことはあるかもしれません」と含みを持たせた。
スピッツについても「なつぞら」の主題歌「優しいあの子」が視聴者に親しまれた。加藤氏は「今日載っている皆さんが現時点での出場歌手というふうになりますし、これから1カ月半あるので、あらゆる可能性を否定しないで、今後も交渉にあたっていく可能性はあります」とした。
確かに出場歌手を見ると、紅組が21組。白組が20組。白組歌手に追加があっても良いように見える。また、近年複数の歌手が出場している「特別枠」や「企画枠」と言える部分にも、昨年と比較すると数組分余裕がある。
こうした点についても加藤氏は「視聴者の皆さんに納得していただけるような、対戦形式の番組の構成を目指していきたい」、「今日発表させていただいた全41組。今日の時点で発表できるすべてです。今後、視聴者の皆さんのご期待なのか、何か大きな盛り上がりがあれば、別の歌手の方に出演交渉をさせていただく可能性はあると思います」と含みを持たせている。