大みそかに放送される「第７０回ＮＨＫ紅白歌合戦」（総合、後７・１５）の出場歌手４１組が１４日、発表された。都内の同局で初出場８組のうち６組が会見し、意気込みを語った。

　取材に応じた制作統括の加藤英明氏には、追加アーティストや企画コーナーの質問が集中した。発表された出場歌手数が少なかったことから、初出場組との関わりが深い米津玄師（２８）や朝ドラの主題歌を担当したスピッツとの交渉に関心が集まった。加藤氏は「４１組が今日時点で発表できるすべて」としつつ「視聴者の方から大きな盛り上がりがあれば、出演交渉させていただくことはあると思います」と含みをもたせた。

　企画に関しても「これからです」と強調しながら、７月に亡くなったジャニー喜多川さんの追悼コーナーや来年の東京五輪・パラリンピック、今年のラグビーＷ杯関連の演出を示唆。中堅、ベテランの返り咲き組がいなかったことについては「意識していない」と回答した。