渡辺謙 杏らの前で還暦の熱唱7曲「紅白に出る人みたいじゃん」トランペット交え
俳優・渡辺謙(60)が14日、都内のジャズクラブ「ブルーノート東京」で、「Ken 60th Anniversary Party」を行った。娘で女優の杏(33)や堺正章(73)ら、仕事仲間と関係者200人が見守ったステージでは、昭和の名曲で渋みのある歌声を響かせた。
20代の頃に歌手デビューしている渡辺は、大好きだという憂歌団の「嫌んなった」や、井上陽水「心もよう」、吉田拓郎「今日までそして明日から」など7曲を、トランペット演奏を交えて熱唱。赤いバラの前で、白シャツで写真撮影し、「紅白に出る人みたいじゃん。紅白からオファーがあったら?出ませんよ!!分相応に生きてますから」とおどけ節を飛ばした。
芸能人生を振り返って、「半ばで病気して、そこからはオマケと思っていたら、分厚いオマケで。『独眼竜政宗』が終わって、40代で『ラストサムライ』、50代で『王様と私』に出会え、10年に1度、自分の中に刻めるモノをもらえてるのは幸せ」としみじみ。白血病を克服し、国内外で歩み続ける役者道に胸を張っていた。