MDMA 乱用を続けると錯乱状態におちいることも、沢尻エリカ容疑者逮捕
警視庁組織犯罪対策5課は16日、麻薬取締法違反の疑いで女優の沢尻エリカ容疑者(33)を逮捕した。自宅で、カプセルに入ったMDMAを含む粉末約0・09グラムを所持した疑い。MDMAは乱用を続けると錯乱状態におちいることもあるという。
愛知県警のホームページによると、エクスタシーとは覚せい剤と似た化学構造を有する薬物で、化学的に合成された麻薬の一種。薬理作用は、視覚、聴覚を変化させる作用があり、幸福な気分になったり他人に対する親近感が増したりするといわれる。強い依存性があり、乱用を続けると錯乱状態におちいることもあるほか、腎・肝障害や記憶障害などの症状も現れることがあるという。
脳科学者の茂木健一郎氏が16日、ツイッターに新規投稿。麻薬取締法違反の疑いでの沢尻容疑者について、専門家の見地から投稿。「沢尻エリカさんが所持していたというMDMAは、『エクスタシー』とも呼ばれ、乱用がしばしば問題にされている薬物です」と指摘。「犯罪として扱う前に、公衆衛生上の問題として、その作用や危険性を周知、対策すべきです。『○○容疑者を逮捕』と相変わらずの形式的な報道ぶりでは、問題は解決しません」ともツイートした。