三浦瑠麗氏、沢尻容疑者逮捕で「思いやり予算4倍増」が霞むことを危惧
国際政治学者の三浦瑠麗氏が16日、ツイッターに新規投稿。この日、女優の沢尻エリカ容疑者が合成麻薬MDMAを所持した麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されたことを受け、有名芸能人の逮捕劇によって、米国が在日米軍「思いやり予算」の4倍増を要求している「劇的さ」への懸念が薄れかねないことを危惧した。
三浦氏は「沢尻エリカさんのニュースで、駐留経費の思いやり予算を4倍に増やせという米国側の要求の劇的さが霞まないことを願う」と問題提起。「薬物報道はしないわけにはいかないけど、あの沢尻エリカが!とかいう報道には、あまり再犯防止に意味がなくて、治療など薬物依存から抜け出るための対策充実の方が重要なんだから」と訴えた。
さらに、同氏は「野党はまさに外交安保問題で政権ときり結ぶべきだと思う。激動の時代に一本足打法では生きていけないのだから、米国が外してきた梯子のあたりをギリギリ詰めて国民的議論をすればいい」と、この問題について連投した。
「思いやり予算」とは在日米軍駐留経費の日本側の負担のこと。米メディアはトランプ政権の高官が同予算の4倍増を日本政府に求めたと報じ、来年始まる日米交渉で米国の出方が注目されている。