沢尻容疑者、天国から地獄 大河への思い語ったばかり…信長の正妻「濃姫」降板不可避
女優の沢尻エリカ容疑者(33)が16日、合成麻薬MDMAを所持した容疑で逮捕された。明智光秀を主人公とした来年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に、織田信長の正妻・濃姫という主要な役で出演予定で、すでに撮影が始まっていたが、降板は不可避の状況。同局はこの日、対応に追われた。沢尻は13日に本紙などの合同インタビューに応じ、意気込みなどを語っていた。
3月に行われた制作発表では初の大河ドラマ抜てきに涙を流して喜んでいた沢尻容疑者。今月13日に行った取材会にも、パープルのドレスで現れ、終始穏やかな笑みを浮かべていた。「こんなに大きなセットの中で演じるのは初めて。2020年をどんな年にしたいか?大河中心の年になるので、作品を見るのが楽しみ」と充実した表情で語った。
演じるのは後に信長の妻・濃姫となる斎藤道三の娘・帰蝶。信長との結婚を決めるシーンもすでに撮影済みだった。沢尻容疑者は「好きな人がいても一緒にいられないとか口に出せない、色んな思いが混じりながらのシーンだった。その思いがあるからこそ、その重さを自分も感じられた。すごい切ないシーンだった」と思い入れたっぷりに振り返った。
さらに乗馬の練習に苦労し「何度も心折れそうになった」と話しながらも、「帰蝶はツンデレで私に似ている」と役への愛情を楽しそうに告白した。
「女優のキャリア的にも、また新しいことにチャレンジしていけたらいいと思います」と大河以降のさらなる飛躍も誓っていた。天国から一転、奈落の底に落ちて、すべてを失ってしまうのだろうか。