コザック前田、地元・神戸の商店街振興ライブで熱唱
パンクバンド・ガガガSPのボーカル・コザック前田(40)が17日、神戸市長田区の丸五市場で、ライブイベント「元気だせ!丸五市場出張コザ語りライブ」を開催した。
同市出身の前田は、2003年にも同所でライブイベントを実施。それ以来となるライブに「16年ぶりですが、店舗は減ってると感じますね…」と寂しさもしのばせつつ、「来ている人たちが、ある程度、何となく前向きに生きようかなと思うようなライブをすることで、『またここに来てみよう』、『買い物してみよう』という人が増えるといいなという望みは持ってやっています」と話した。
ライブでは、代表曲「国道二号線」「晩秋」や、ビートたけし(72)のカバー「浅草キッド」などを披露。前田自身もこの16年間で、パニック障害による活動休止などの苦難を乗り越えて活動しているだけに、「歌も結局、届けてるようで、自分に言い聞かせるために歌っている歌詞が多いです。たまたまそれが漏れて、好きなような伝わり方してもらったらいいなと」としみじみ話した。
この日は神戸のご当地アイドルグループ・KOBerrieS♪ともコラボ。大出姫花(19)と2人で、代表曲「一人ぼっちの世界」を弾き語りで歌い上げ、「新鮮ですね。普段なかなか、ライブハウスの現場でも一緒にやることは少ないんで」としつつ、地元・神戸を盛り上げる意欲については「共通ですよね」と語った。
40歳を迎え、より地元への思いが深まったという前田。「16年前のライブの時は、もっと自分のことしか考えてなかった気がしますし、自分自身も物をしらない分だけ、今より尖ってた。今日はそういうのをすごくかみ締めてできたから、良かったと思います」と晴れやかに笑った。