落語家の立川志らくが１７日、ツイッターを更新し、女優の沢尻エリカ容疑者が逮捕されたのは安倍政権の不祥事隠しであるというネット上での“噂”について「百歩譲ってそうだとしてだから何？」とつぶやき「政権に頼まれたから、へい！かしこまりました！と都合よく逮捕できるの？」と不祥事隠しに疑問を呈した。

　志らくは、ネット上で安倍政権の不祥事が起こるたびに大物芸能人が薬物事案で逮捕されていることに、安倍政権の不祥事隠しでは？という指摘がネット上で起こっていることに疑問。「百歩譲ってそうだとしてだから何？捕まる奴が悪いだけ」とつぶやき「政権からマトリに今困ってるから芸能人を逮捕してくれ！と連絡が行くの？クスリでスターを逮捕するにはかなり慎重な捜査が必要。政権に頼まれたから、へい！かしこまりました！と都合よく逮捕できるの？」と記した。

　続くツイートでは「甘利さんの時に清原、辺野古のときにピエール、桜を見る会で沢尻。これはね、落語家がギャグで言う程度の事」ともつぶやき、「もりかけの時は金正恩に安倍さんが電話して『ちょいとミサイル撃ってくんねえか』ってね。そのギャグを本気で信じてるの？都市伝説だよ」とした。

　自らがＭＣを務める１８日放送のＴＢＳ系「グッとラック！」でも、「政権の陰謀説」について取り上げ、志らくは「ずばり聞いちゃうと（政権から）あげてくれよというのはありうる？」と警視庁元刑事の吉川祐二氏に聞くと、吉川氏は「容疑者においてタイミングを計るというのはあり得るが、政治にタイミングを計ると言うことはまずないです。僕も捜査していた過去にも圧力的なことで捜査が曲がることはなかった」と発言。志らくも「捜査に対する無礼なこと」と、地道に捜査している関係者に対し、政権陰謀説は失礼と訴えていた。