NHK、大河出演俳優の不祥事連発受け“身体検査”強化へ「さらに対応必要」

 NHKは20日、東京都渋谷区の同局で、定例総局長会見を実施。来年の大河ドラマ「麒麟がくる」に帰蝶役で出演が決まっていた女優・沢尻エリカ容疑者が16日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことに言及し、今後は大河ドラマなどに出演する俳優の“身体検査”などを強化する考えを明かした。

 木田幸紀放送総局長は、沢尻について「極めて重要な役を演じていただくことになっています。すでに収録が進んだ中で逮捕という事態は、大変遺憾であると思っております」と発言。今後の対応については「警察の捜査の状況も見ながら取り急ぎ検討を進めている。決まったら速やかにお知らせしたい」と回答した。

 現在放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」では、3月にピエール瀧(53)が麻薬取締法違反で逮捕されて有罪判決を受け、三宅弘城(51)を代役にたて、急きょ、撮り直しを行った。また、女子バレーボールチーム・大松監督役のチュートリアル・徳井義実(44)も申告漏れが発覚し、急きょ再編集を余儀なくされるなど、出演俳優の不祥事が連発した。

 これを受け、木田総局長は「国内基準として、犯罪行為や、医療以外の目的で麻薬などは容認できないというスタンスを定めています。受信料で成り立っているNHKとしましては、反社会的な行為については容認できないと考えております」とキッパリ。「その中で、出演者の不祥事が相次いでいるのはご指摘の通りで、所属事務所を通して事前に確認はしていますが、それでもこういうことが起こると、さらに対応を検討していくことが必要だと感じています」と、さらに事前の対策を強める考えを示した。

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