急死の桂三金さんに第14回繁昌亭大賞 受賞目前の9日に…仁智「残念」

 「第14回繁昌亭大賞」の選考会が14日、大阪市の上方落語協会で行われ、9日に急死した桂三金さん(享年48)が大賞に選ばれた。奨励賞は桂文鹿(ぶんろく、50)、桂佐ん吉(35)に決まった。

 上方落語協会の笑福亭仁智会長(67)と奨励賞の2人が同所で会見。同期との25周年ウイークを主体的に進めるなど、この1年間の繁昌亭での功績が評価された三金さんについて、仁智会長は「残念。もう十何日かで受賞の知らせが届いたと思ったら…。僕は(12日の)通夜しか行けなかったけど、葬儀のときは(大きい)体で笑いを取ったと聞いた。突然終わった落語家人生だったけど、こうして(最後に)賞をもらったのは良かった。残念ですけど」と言葉を送った。

 三金さんと同期の1994年入門の文鹿は「三金が(先に)大賞に輝いて、僕自身、負けたのは悔しいところがあるけど、同期は一心同体でやってきやつもり。最後に三金が大賞を取ってくれた」と感無量の面持ちでコメント。同期の大賞は第3回(2008年)の桂吉弥(48)、第10回(15年)の林家菊丸(45)、第13回(18年)の桂かい枝(50)に続く4人目。文鹿は「同期の一員である誇りを感じている」と、自身のことよりも三金さんの受賞を喜んだ。

 賞金は大賞が10万円、奨励賞が5万円。受賞記念落語会と表彰式は、来年2月17日に繁昌亭夜席で予定されている。

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