SoulJa6年ぶり再始動 演歌・歌謡界に殴り込み 西田あいと異色タッグ
歌手の青山テルマ(32)と共作した「ここにいるよ」「そばにいるね」などで知られ、2000年代に音楽配信の火付け役となったヒップホップ歌手のSoulJa(ソルジャ、36)が、6年ぶりに活動を再開することが27日、分かった。演歌・歌謡歌手の西田あい(31)とタッグを組み、西田のカバーアルバム「アイランドソングス~私の好きな愛の唄~」(12月4日発売)で5曲をプロデュース。過去の名作に最新ダンスサウンドを合わせるなど、異色のアレンジで演歌・歌謡界に殴り込みをかける。
SoulJaが、異色コラボでカムバックする。近年は表舞台から離れ、ロハスな生活を送っていただけに、音楽活動は6年ぶり。プロデュース業は05年のデビュー以来、初となる。
タッグを組む西田は、名作曲家の平尾昌晃さんから「君の声は歌謡曲向きだ」と見いだされ、2000年代に演歌・歌謡歌手としてデビュー。18年からはYouTuberとしても活動しており、10周年の節目に歌謡曲と最新トレンドの融合を模索していた。
SoulJaは音楽配信の流れが加速する00年代にコラボ作品でヒットを連発。当時、リアルタイムで聴いていた西田が「この人しかいない!!」と熱烈オファーし、SoulJaも熱意と挑戦に共鳴して重い腰を上げた。
プロデュースする5曲は、水原弘の「黄昏れ(たそがれ)のビギン」など過去の名曲ばかり。EDMへのアレンジなど、SoulJaならではのヒップホップと演歌・歌謡の化学反応がポイントだ。
西田についてSoulJaは「ダイヤの原石から今こそ花が咲く素晴らしいボーカリストです」と絶賛。レコーディングを終え、西田も「こんなアレンジがあるの!?と予想を裏切られてみてください」と、集大成の作品に手応えを感じている。