囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)は28日、名古屋市の日本棋院中部総本部で打たれた第45期棋聖戦ファーストトーナメント予選で馬場滋九段(71)との61歳差対決を制し、国内棋戦で男性棋士に7連勝とした。最高段位の九段の棋士には、初対戦で初勝利を挙げた。
対局は持ち時間各3時間で打たれ、仲邑初段が260手で白番中押し勝ちした。仲邑初段は「悪いと思っていました」と話し、馬場九段は「最後しぶとかったね。終盤、二転三転したと思います」とコメントした。
仲邑初段はプロ入り後、国内棋戦で男性棋士に負けなしの連勝を続けており、通算成績は13勝5敗。