クリーム 完全未発表曲19曲収録のグッバイ・ツアーBOXを来年2・7リリース

 エリック・クラプトン(ギター)、ジャック・ブルース(ベース)、ジンジャー・ベイカー(ドラムス)という英ロック界のスター・プレーヤー3人が組んだスーパー・グループ「クリーム」の最後のツアー「グッバイ・ツアー」の模様をCD4枚組にまとめたボックスセット「グッバイ・ツアー-ライヴ1968」が来年2月7日にリリースされることが11月30日、発表された。全36曲中、19曲が完全未発表音源となる。

 クリームは1968年7月10日に解散を発表。10月4日の米オークランド・アラメイダ・カウンティ・コロシアムから11月4日の米ロードアイランド・オーディトリアムまで20カ所で「グッバイ・ツアー」を行った。

 本ボックスには初日のオークランド公演、10月19日の米ロサンゼルス・フォーラム公演、10月20日の米サンディエゴ・スポーツ・アリーナ公演と、11月26日に母国イギリスのロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールで行われたフェアウェル・コンサートの音源を収録。

 全36曲中、アルバム「グッバイ・クリーム」(69年)と「ライヴ・クリームVol.2」(72年)に残された4曲を除き、20トラック19曲が完全未発表。BBCで放送された後、映像作品「クリーム・フェアウェル・コンサート」として発売されていた9曲は初CD化となる。

 クリームは2005年に再結成ライブを行ったが、ブルースは14年、ベイカーは今年、死去した。

 残されたクラプトンは「クリームはそれぞれに異なる性格の人間が集まって大騒ぎをしているようなバンドで、たまたま一緒に触媒を見つけたということだ……。僕たちの誰もが、かなり長いソロをプレイすることができた。だから僕たちは、飽くことなく音楽を求める観客の前に出れば、永遠にプレイすることができた……、そして実際、その通りだった。いつもプレイするたびに月まで行くような気持ちだった」と振り返っている。

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