ジャニーさんにレコ大特別音楽文化賞 “長男”マッチ受け取る 功績たたえ創設
7月9日に亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)に、第61回日本レコード大賞の特別音楽文化賞が贈られることが2日、発表された。
同賞は、長年に渡って数々のスターを輩出。音楽文化の発展に寄与し、レコ大に貢献した功績をたたえ、新たに設けられたもの。TBS系で放送される12月30日の授賞式には事務所の“長男”で日本レコード大賞、最優秀新人賞、最優秀歌唱賞の3冠を獲得している近藤真彦(55)が代理出席する。
ジャニーズとレコ大のつながりは古い。1972年の第14回に当時、所属していた郷ひろみ(64)が事務所で初の受賞となる新人賞を獲得。大賞は1987年に近藤の「愚か者」、翌88年に光GENJIが「パラダイス銀河」で2年連続受賞と席巻した。また最優秀新人賞は、田原俊彦(80年)、近藤(81年)、シブがき隊(82年)と3年連続で獲得するなど、80年代にニュースターを次々と送り出していった。
事務所の方針もあり、90年代以降は参加を辞退することが多くなったが、2010年に近藤が最優秀歌唱賞を受諾。同事務所から20年ぶりの登場で史上5人目となる“主要賞3冠”を達成した。
今回の演出はこれから検討される。近藤がジャニーさんについてのスピーチをするものと見られる。