宝塚宙組・風色日向が初主演「覚悟は必要だけど幸せでした」
宝塚歌劇団宙組新人公演「El Japon(エル ハポン)-イスパニアのサムライ-」が3日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、初舞台から4年目の風色日向(かぜいろ・ひゅうが)が初主演した。
風色は素直な演技と歌で、初々しさを感じさせた。「銀橋を渡るのも、歌うのも初めて。(真ん中に立つ)覚悟が必要だけど、それでも幸せでした」と振り返った。
本役のトップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)からは「内面からにじみ出る人間性」の重要さを説かれたという。「初めての主役ということで、手取り足取り教えていただきましたが、それに甘えず、心を強く東京公演に挑みたい」と決意を新たにしていた。
同期の花宮沙羅(はなみや・さら)も今回が初ヒロイン。花宮は自身の出番が他のメンバーより遅いことから「自分で自分を緊張させてしまって」と苦笑い。さらに前日の稽古まで、銀橋のソロ歌の場面では、はやる心を抑えきれなかった。それでも本番では「ゆっくり歩くことができたのはよかった」と舞台度胸のよさも。共に初主演・初ヒロインの同期コンビということで「同期ならではのセリフのキャッチボールやデュエットなど、もっともっとよくなりたい」と風色と見つめ合い、笑顔を見せていた。
東京公演は来年1月23日。