藤井七段 史上最年少タイトル挑戦へ 棋聖戦2次予選準決勝勝利 決勝T進出へ王手
将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)が10日、大阪市の関西将棋会館で指された第91期棋聖戦2次予選準決勝で、北浜健介八段(43)に130手で勝った。あと1勝で、16人の棋士が参加する決勝トーナメント進出が決まる。
11月19日の第69期大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ最終局で、藤井七段は史上最年少のタイトル挑戦へあと1勝と迫りながら、広瀬章人八段(32)に敗退した。
この日の対局では、過去3戦3勝と相性のいい北浜八段を圧倒した。勝ち残っている棋聖戦が、記録更新の最後のチャンス。1989年(平成元)の第55期棋聖戦で、屋敷伸之九段(47)が記録した17歳10カ月の更新を狙う。