成田凌 活弁の猛特訓成果で口上披露 「緊張する舞台あいさつです」
俳優の成田凌(26)が14日、都内で行われた初主演映画「カツベン!」の公開記念舞台あいさつに登場し、活動弁士の姿でファンに感謝の口上を述べた。
イベントでは、100人を超えるオーディションの中から主演に選ばれた成田が、活弁の猛特訓に挑む映像が流され、その直後に成田が登場。「わが子を送り出す心持ちでお届けいたしますこの作品、末永く愛していただけましたら、我ら歓喜雀躍(かんきじゃくやく)、身の幸せ…」と口上を披露すると、客席から成田に万雷の拍手が送られた。
成田は「何か、緊張する舞台あいさつですね。なかなか声は出ていたと思います。きのうまでは鼻水ズルズルだったんですけど、今朝になってピタリと止まりました」と話すと、周防正行監督(63)からは「まさか舞台上で口上までしてもらうなんて…ご迷惑おかけいたしました。ありがとうございます」とねぎらいの言葉。共演の永瀬正敏(53)からも「これはすごい、すごいよ。(公開劇場で)映像か声だけでも流すのも考えた方がいいよ」と絶賛。高良健吾(32)も「素晴らしかった!」と成田を見やった。
成田は前日、友達と同作を映画館で鑑賞したそうで「すごく受けてました。大声で笑うおじさんがいて、その笑いが広がっていくんですね。(映画館は)『カツベン!』を見るのにふさわしい場所だと思いました」と明かした。
初主演映画の宣伝などを通じて、成田は「街で声をかけられるようなりました。知っていただいて、見ていただけることがうれしい」と振り返る。さらに「この作品をやったことですべてが変わった。ものすごく楽しい現場。もっと主演をやりたいので、自分が楽しい現場にするようになりたい」と決意表明した。