笠井アナ「辞めなければ…」の声に反論「フリーの2カ月は嘘のように幸せだった」
悪性リンパ腫を公表した元フジテレビの笠井信輔が19日、同局の「ノンストップ!」のインタビューに応じた。笠井は13日に同番組で「第二の人生」について語っていたばかり。病気公表後、ネットでは「退職しなければよかったのに」などの声が書き込まれていたことに触れ「フリーになって2カ月は嘘のような幸せな人生だった」と全く悔いを見せなかった。
笠井は13日の番組で「第2の人生」としてフリーになった経緯について「もっとしゃべっていたかった」「世代交代の波を感じた」などと笑顔で赤裸々に語っていた。
その時のことについて笠井は「設楽さん、三上、ごめんなさいね。先週(番組に)出た時は病名はまだはっきりしていませんでした」と詳細な病名は知らなかったと説明。「ただ、自分の中に重大な病気が起きていることは分かっていて。検査を続けている状態だった」と語った。
トークテーマが「第二の人生」だったことから、「自分の中では第二の人生、これから結構真っ暗闇になるなという感じでした」と出演時の心境も吐露した。
今後、入院生活が控えており、フリーとなった笠井には金銭的な負担ものしかかる。「フジテレビにいれば給料保障もあって、安定的な闘病生活を送ることができます。そのことを、ヤフーニュースのコメントとか見ると『辞めなきゃよかったのにね』とか『運が悪いね』って書いて下さるんですけど」、退職直後の闘病生活を嘆く声もネットで見たという。
それでも笠井は「実はフリーになってからの2カ月間は、もう嘘のように幸せな人生だったんです」としみじみ。「こんなに楽しんだと、しゃべる時間を与えてくれて、こんなに自分の話を聞きたいという人がたくさんいてくれるんだと気付いた2カ月間だったので、フリーになって良かったなと思う」と悔いは全く見せない。
「ここで無給状態になるけど、退職金を切り崩しながら」「老後とかいってらんない。今の生活にあてて、復活して今以上の分を稼いでいかなきゃと」とどこまでも前を見据えていた。