ＮＨＫは１９日、大みそかの「第７０回ＮＨＫ紅白歌合戦」の特別企画に、歌手・松任谷由実（６５）とラグビーワールドカップ日本代表１９人が出演すると発表した。快進撃で史上初のＷ杯ベスト８入りを果たした日本代表を称え、ユーミンがラグビーをテーマに手がけた名曲「ノーサイド」を歌唱する。

　大みそかのステージに、今年日本中を感動させた主役たちが集い、ユーミンが応援歌として名曲を贈る。

　ラグビー日本代表は特別ゲストとして、田村優選手（３０）、稲垣啓太選手（２９）、姫野和樹選手（２５）ら１９選手が出演予定。そしてユーミンが歌うのはもちろんラグビーを題材にしたヒット曲で、テレビ初歌唱となる「ノーサイド」。３５年前に手がけた、戦う選手を見守る女性の気持ちを歌った曲で、幅広い年代に親しまれている。

　ユーミンはＷ杯の日本－スコットランド戦を会場で応援するなどラグビーの大ファン。堀江翔太選手（３３）とラジオで共演するなど選手との交流もある。

　ＮＨＫを通じ、「先ずは、日本中に興奮と感動を与えてくれた日本代表の方々に、ひとりのファンとして、感謝の気持ちをお伝えしたいです」と健闘を称えた。「私自身、３５年前に作った『ノーサイド』という楽曲を、紅白という舞台で歌うことは想像もしていませんでした」としたうえで、「当日は日本代表の選手の皆さん、そしてこれまで日本のラグビーを築いてきた全てのラガーマンに届くよう、勇姿を胸に歌いたいと思っています」とコメントした。

　ユーミンは平成最後となった昨年の紅白にも出場。ラストはサザンオールスターズ・桑田佳祐（６３）のほおにキスするなど、貫禄のパフォーマンスで盛り上げた。