ココリコ遠藤「吉本はワンチーム」 楽天・牧田、阪神・福留らと悩む子どもに野球教室
阪神・福留孝介外野手(42)、楽天・牧田和久投手(35)、ヤクルト・斎藤隆投手コーチ(49)らが参加した吉本興業主催の「よしもとエンジョイベースボール」が22日、神宮球場で開催された。
このイベントは、野球は好きだけど野球に悩んでしまった子供たちを対象に、ただひたすら野球を楽しむことをコンセプトにした新たな取り組みだ。野球選手の他にココリコ・遠藤、トータルテンボス、おばたのお兄さんら野球大好き芸人も参加。集まった約50人の子供たちと野球教室や試合形式でふれあい、野球を楽しんだ。
斎藤コーチは「なかなか野球で悩んでいる子と出会うことがないので、今日は良い機会を与えていただいた」とし、牧田は「自分自身も経験できないことを経験し、あらためて野球の楽しさや良さを知った」と話した。
吉本興業で働く社員の息子が野球をやめてしまったことをきっかけに、同じ思いをする子供たちが出ないようにと企画された異例のイベント。ココリコ・遠藤も「これは良いこと。聞いたときに『すぐやるよ』と言った」と野球好きたちの思いから実現に至った。
2019年は“闇営業問題”などに直面した吉本芸人だが、トータルテンボスの藤田は「そういうことがあったからこそ、こういう活動をやれたのは良かった。スポーツの面でもお笑いの面でも、こういうことをどんどんやっていくべき」と語り、最後はココリコ・遠藤が「吉本は『ONE TEAM』ということでお願いします!」と締めくくった。
今後の活動に関しては、コンセプトに賛同してもらえるスポンサー企業を獲得しながら定期開催を目指すと同時に、「野球を軸に、他のスポーツでも同じようなイベントの展開を考えています」(吉本興業イベント担当者)と、子供たちがスポーツを楽しめる環境作りへ尽力していく方針だ。