漫才日本一決定戦「Ｍ－１グランプリ２０１９」決勝が２２日、東京・テレビ朝日で行われ、王道の漫才で安定した笑いを起こした２００７年結成のミルクボーイが優勝した。

　今年も審査員で上沼恵美子が登場。昨年大会後に、とろサーモン・久保田かずのぶらが自身に対し「更年期障害か」などと暴言を吐く動画を配信したことを逆手に「更年期障害を乗り越えました！」と逆襲。カメラに向かって「いつも真剣にやってるのに…いらんこと言うなよ！」と一喝した。審査中に突然ＣＤを出して新曲宣伝したり、昨年まで最終審査で最高評価していた和牛が今年準決勝敗退（敗者戦で復活）したとして激怒するなど大暴れ。

　毎年同様、司会の今田耕司が「やりたい放題です」と絶妙のツッコミを入れながら盛り上げた。

　しかし、上沼は最終決戦の審査時には、採点に悩み苦しそうに首をおさえて「はあ～っ、３つくらい齢いきました。しんどくて」と机に倒れ込んでみせた。

　ここで今田が「笑いすぎて？」と合いの手でツッコミを入れたが、「いいえ、違いますよ」とピシャリと返される一幕も。上沼は「２組（の評価）が一緒なので…どうしよう」と引きつった表情を浮かべていた。