平井堅、イブの上海でKen’s Bar 15曲のクリスマスプレゼント
歌手・平井堅(47)が24日、中国・上海の国家会展中心虹館EHで、コンセプトライブ「Ken’s Bar」を行った。海外単独公演は1年4カ月ぶり4度目で、上海は初。クリスマス公演は毎年恒例だが、“平井サンタ”がイブの夜に初めて日本を飛び出して、「瞳をとじて」など15曲の歌のプレゼントを国外のファン5000人に届けた。
聖夜の上海に「Ken’s Bar」を出店した。海外公演は台湾(02年)、ニューヨーク(10年、18年)に続く3都市目。映画やドラマの主題歌を担当することが多いことからアジアでの知名度は高く、各地からライブを望む声が寄せられているが、プライベートも含め一度も訪れたことがなかったこともあって上海が開催地に選ばれた。
平井は中国語で自己紹介し、「シャンショー ウォダ イエン テュー(最後まで楽しんで)」と現地ファンにメッセージ。大学の授業で中国語を選択していたというが、「全然出てなくて…。こういう時のために、勉強しとけば良かった」と悔しがった。
東方明珠電子塔を臨む外灘(がいたん)などの観光スポットにも足を運び、「小籠包を食べましたので、上海エナジーで万全です」と、異国情緒を満喫した。ツリーが飾り付けられたステージで緑と赤のライトを浴びながら、新曲「#302」などを熱唱。イブを海外で過ごすのは「人生初かも」という貴重な経験で、「山下達郎さんや竹内まりやさんが恋しい気もします」と、日本の定番クリスマスソングを引き合いに出すちゃめっ気を見せた。
年の瀬が迫り、「健康のありがたみをしみじみ感じた1年でした」と総括。「旅先でちょっとケガをしたり、人間ドックでちょっと引っかかってしばらく禁酒したり」と、体を襲ったアクシデントを打ち明けた。デビュー25周年の節目となる来年に向けては「応援してくださる皆さまに何か恩返しできたら」と“スペシャルギフト”を思い浮かべていた。