前澤友作氏が台風被災の館山市に20億円のふるさと納税「高いポテンシャル、応援したい」
千葉県館山市は25日、前ZOZO社長で現スタートトゥデイ社社長の前澤友作氏から20億円のふるさと納税があったと発表した。館山市はデイリースポーツの取材に対し、20億円の寄附は館山市としては過去最高であるとし、今後の有効活用を約束した。また前澤氏は、ふるさと納税の返礼品は辞退している。
館山市が報道各社にFAXで送信した文書によると、「昨日(令和元年12月24日)、(株)スタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作氏から館山市へふるさと納税により多額のご寄附を頂きました。ご寄附いただいた額は20億円です」と記されている。
館山市はデイリースポーツの取材に、この多額の寄付を聞いた際は「びっくりした」とコメント。ふるさと納税は、17の項目があり、納税者が使用目的を選ぶことが可能。前澤氏はその中の「観光振興に関する事業」を選択し、20億円を観光振興に当てる希望を示している。ふるさと納税といえば、地域の産物などの返礼品が魅力だが、館山市によると前澤氏は返礼品は辞退している。
前澤氏からは「館山市は地域資源が豊富で高いポテンシャルがあると感じております。館山市の地域活性に向け、ふるさと納税を活用し、応援したいです」とのコメントをもらったという。
前澤氏は9月30日に台風15号で被災した館山市を含めた3市1町に対し「台風災害の復旧・復興に向け各自治体1000万円のご寄付を頂いておりましたが、今回さらにふるさと納税により館山市にご寄附を頂きました」とも説明されている。また経済的な面だけではなく、前澤氏自身も被災地に足を運び、ボランティア活動も行っていた。
館山市の金丸謙一市長も「館山市の今後の地域振興のために大変ありがたい。今後、有効活用を検討していきたい」としている。館山市にとっては大きなクリスマスプレゼントとなったようだ。