「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」新作アニメ化 続く反響
人気ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの世界観を落とし込んで、週刊少年ジャンプ(集英社)に89年から96年にかけて長期連載された「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の2020年秋の完全新作アニメ化が話題になっている。21日にYouTubeで公開された「特報映像」(アニメ化を伝える動画)は26日午後11時の時点で168万回再生を突破している。
原作・三条陸氏、漫画・稲田浩司氏、原案・堀井雄二氏という顔合わせで90年代前半の“ジャンプ人気”を支える作品となった。ゲームの「ドラゴンクエスト」の世界観を損なわず、主人公のダイ、魔法使いのポップら主要キャラの成長を描く“王道の”ストーリー展開、そして必殺技の数々と独自の要素も織り込んで読者を引きつけた。
当時の小中高生、今でいう30代後半から40代のファンは覚えている人も多いだろうが、91年から92年にかけてTBS系でアニメ版も放送されていた。しかし、惜しまれつつストーリー途中で番組は終了。ニュースリリースによると、今回の新作では「CGとアニメ作画のハイブリッドで表現され、より迫力の増したアニメーションで完全新作としての登場となります」と紹介されている。完全新作ゲームプロジェクトも同時に発表された。
アニメ終了から約28年。映像技術は比べようがないほど進化している。堀井氏は今回の新アニメ化に際して「長き時を経て、現在の最新の手法で、再びアニメ化されることになりました。こんなに嬉しいことは、ありません。期待感いっぱいです。早く見たいです」とコメントしている。あの技は、あの呪文は、そして完結はどう描かれるのか。今後が期待される。
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会
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