今年、ツイッターで話題となったワードや人物に送られる「＃Ｔｗｉｔｔｅｒトレンド大賞　２０１９」の発表会が２６日、都内で行われた。トレンド第１位は、改元前日となった４月３０日の「平成最後の日」。芸能関連の最上位は嵐で、「活動休止」が４位に。最も多くのフォロワーを集めた新アカウントにも認定された。その他、トップ２０に「ピエール瀧」、「沢尻エリカ」、「♯吉本興業」らがランクインするなど、芸能界での不祥事やトラブルが続出したことも、改めて浮き彫りとなった。

　相次ぐ大物の逮捕、死去、電撃婚、そして不祥事…。令和元年を迎え、例年以上に混沌状態にあった芸能界を表す言葉が、ツイッター上にも大量に踊っていた。

　中でも“主役”を張ったのは、やはり嵐だった。１月２７日、ファンクラブサイトで発表し、同日夜に緊急会見を行った「活動休止」は、台風１９号などの歴史的天災をも上回る４位にランクインした。

　デビュー２０周年を迎えた１１月３日には、公式のツイッターアカウントを開設した。２カ月弱ですでにフォロワーが２２０万人を突破しており、「最も多くのフォロワーを集めた新アカウント」に。影響力抜群の国民的アイドルグループであることが如実に表れた。

　所属芸人による反社会的勢力との交際、いわゆる「闇営業問題」で揺れた吉本興業も、「♯吉本興業」として１４位にランクイン。同社の岡本昭彦社長（５３）が５時間半にわたるロング会見を行った７月２２日のツイートが対象となった。この日司会を務めたロンドンブーツ１号２号・田村淳（４６）は、相方の田村亮（４７）が現在も謹慎中だけに、「ほとんど１年の記憶が闇営業問題で、６月７月８月は『闇』、『亮』しかなかった」と苦笑いで振り返った。

　薬物事件による逮捕が相次いだ一年でもあっただけに、１１位に「ピエール瀧」、１２位に「沢尻エリカ」が、それぞれ逮捕日にランクイン。また、７月９日に死去したジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長については、ジャニーズＪｒ．の単独東京ドーム公演が行われた８月８日になされたツイート「ジャニーさん」が６位に入った。