池松壮亮 蒼井優から大絶賛「池松君は日本映画界にとっての宝」
俳優の池松壮亮(29)が28日、都内で行われた「第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」の表彰式に出席した。池松は「宮本から君へ」でのアクションを評価され「日刊スポーツ映画大賞」の主演男優賞に輝き「5年前に助演男優賞をいただいて、ここに戻ってこれた。うれしいです」と感謝した。
同作は監督賞も受賞しており、池松は真利子哲也監督(38)との関わりを「苦労しました。7年前に監督からお話をいただいて、何度も頓挫しました。『もう駄目なんじゃないか』という日を何度も迎えました。今ここに立っているのはできすぎのような気もします」と振り返った。
池松は映画の中では連戦連敗のセールスマンを演じたが「この役と心中しようと決めてから、何度も絶望をこの作品で見て、それでも信じてきたので格別な思いがあります」としみじみ。激しいアクションが売りで、盾を渡した松坂桃李(31)は「劇場版 MOZU」での共演を振り返り、「撮影中にどちらかの手を骨折したんですが、誰にも言わずにやり遂げました」と池松の根性エピソードを披露した。
また、同作で共演した同じ福岡出身の蒼井優(34)も駆け付け「撮っている最中から素晴らしかった。池松君は日本映画界にとっての宝だと思っています。新しい引き出しが開いた作品。新しい池松君の誕生が祝えるのがうれしい」と大絶賛した。