男女６人組グループ・ＡＡＡのリーダーで、４月に暴行事件を起こして無期限謹慎中の浦田直也（３７）がグループを脱退することが３０日、分かった。謹慎処分は３１日に解除。年明けからはソロで再起を図る。浦田は改めて謝罪コメントを発表し、「ＡＡＡのメンバーでいられたこと、一緒に夢をかなえてきた仲間に出会えたことは僕の人生で一番の宝物」と感謝も示した。

　事件から８カ月、“けじめの別れ”を決断した。浦田の無期限謹慎処分が３１日に解かれ、２００５年の結成から１５年間所属していたＡＡＡを脱退することが、公式サイトなどで発表された。

　４月１９日午前５時頃、泥酔した浦田は都内のコンビニで面識のない女性に声をかけ、頬を平手でたたいたとして、同２０日に逮捕された。同２１日に釈放後、金髪を黒に染め直して謝罪会見。同２２日に無期限謹慎処分が下され、７月１６日に東京地裁から不起訴処分となっていた。

　浦田は「皆さまに悲しい思いをさせてしまったことを後悔し、反省する時間を過ごしてきました」と“近況”を報告。年内いっぱいで謹慎に区切りがつけられ、新年からはソロとして再出発することが決まり、「これからは『浦田直也』として、いろいろな想いを自分の声に乗せ歌にして届けられるよう、一生懸命努力していきたいと思っています」と決意表明した。関係者によると、仕事復帰については未定という。

　事件後も浦田を除くメンバーで活動を続けてきたＡＡＡは、正式に５人組へ再編される。連名でコメントを出して「何が正しい選択なのか、とても悩みました」と吐露。「時間をかけて話し合い、様々な意見が出た中で私たちが出した結論は、リーダー浦田直也の意思を尊重する、ということでした。今後もお互い前を向いて精進してまいります」と、新体制を見すえていた。