堀ちえみ、肉声で壮絶リハビリ振り返る「舌から血が出るかと…」訓練画像も紹介
昨年2月に舌がんの手術を受けたタレントの堀ちえみが7日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。肉声で「大変でしたけど、無事に…」とあいさつ。また番組内で、入院中のリハビリの画像も公開し、壮絶なリハビリを明かした。
堀は昨年2月の舌がん手術で舌の6割以上を切除したことから、太ももの肉を舌に移植。堀によると、切除した舌は「水分がなくなったりして1年ぐらいかけて小さく薄くなっていく」ことから、それを想定して、普通の舌より大きな物を舌に移植するのだという。
ICUで麻酔が切れて自分の顔を見たときには「リンパも切っているので顔が腫れて、口は閉じないし、舌ははみ出てて、もう自分の顔を見たときに職業柄、この先はないなと思って」と笑って振り返った。
その後、入院中のリハビリの様子を映した動画も紹介。「あえいうえおあお」とゆっくり発声する様子や、とろみのついた液体を飲み込む練習をしている姿に、堀は「クタクタになって」「舌から血が出るんじゃないかと思った」というハードなものだったと振り返った。
実は家族からはリハビリの大変さは伝えられていなかったという。「しゃべる事がどれだけ大変かが私に分かると、私が手術を拒むと思って秘密にして知らせないでおこうと…」と家族の配慮があったといい、「家族の素晴らしい思いやりと思って、生きなければならないと…」「がんは私にいろんなこと、素晴らしいことを教えてくれたので、本当に生きていて良かった」と涙ぐんだ。
「舌から血が出るんじゃないかと思うぐらい、1語1語組み立てて練習して、発語できるように、ここまでトレーニングして頑張りました」と胸を張り、入院中に黒柳からもらった手紙が「心の支えになりました。お守りのように…。本当に有り難うございました」と改めてお礼を伝えていた。
久々のテレビ出演にも「緊張すると思ったが」と笑顔を見せ「お聞き苦しい点もあったと思いますがすいません。でも頑張ります」と笑顔。黒柳も「会えて本当に良かった。今度歌ってね」と固い握手を交わしていた。